2010年01月21日
やんばる山登り#6 安須森御獄
12月23日とだいぶ前になりますが、沖縄本島最北端にある安須森御獄(あすむぃうたき)・【別名;辺戸(へど)御獄・黄金森(くがにむい)】に行ってきました。
クバの御嶽の記事でも書きましたが、琉球開闢七御嶽の一つに数えられる最上級の聖地です。
中でもこの安須森御獄は、琉球開闢の神アマミキヨ(アマミク)が最初に作った御嶽と言われていて、山全体が琉球の国土を鎮める神霊が宿る霊山として崇められています。
国道58号線を北上していくと、やがて印象的な山頂が見えてきます。
この写真は座津部トンネルとウテンダトンネルの間辺りで撮りました。中央左寄りの”こぶ”が安須森御獄です。
こちらは茅打バンタの下、宜名真トンネルを抜けて、北国小学校の近くから撮りました 2つの”こぶ”のうち右側が今日登る山だと思います。
国道58号線をそのまま走り 辺戸岬を通過して時計回りに南に戻るように進んで行くと、右手に3台分位の駐車スペースがあります 写真の奥側が辺戸岬になります。うっかり通り過ぎてしまいがちなのでご注意
道路の向かい側には小広場があり、机と椅子が置いてありました 写真をクリックすると案内文を拡大できます。
与論島は見えると思いましたが、天気が良ければ沖永良部島まで見えると書いてあります。本日は期待大
完璧には自信ありませんが場所はこのあたりだと思います。
ここに車を停め、坂道を徒歩で上って行きます。道なりに100m位行くと右手に分かれて上り口があります
樹のトンネルを潜ると広場に出ます かなり傷んでますが注意書き看板があります。クリックして拡大できます。
広場から見える範囲にも2か所ほど拝所があります。今日は祭日の為か御願をされてる方がいらっしゃいました
邪魔になってはいけないと思い、しばらく駐車場まで戻って待つ事にしました。急ぐ事はありません
14:34 向かって左側の拝所の横から登山道を登って行きます。別名の”黄金山”と記されています。
登山道には最初から最後まで、ずっとロープが張ってありますので道を迷うことはありません
逆に言えば、それだけ登山道が急勾配になっているということですが・・・
14:49 中腹にある拝所に着きました。黄金洞(フガニガマ)といい登山道から少し左に逸れた所にあります。
ロープに加えて鎖も張られています。大型の石灰岩が目立つようになり、登山道もより一層険しくなってきました
14:53 尾根と思しき分岐点に差し掛かりました
見づらいかと思いますが、まっすぐ行くと下り坂、左に行くと登り坂になっていますので、表示はありませんが直感的に左が山頂方向だと分かります 金剛石林山の園内にも登山口があるとどこかで読みましたので、まっすぐの道は金剛石林山の登山口に通じているのかも知れません
尾根っぽい所を進んでいくと、高木が無くなり石灰岩が露出してきます。空が開けて間もなく山頂に着きそうです
クバの御嶽の記事でも書きましたが、琉球開闢七御嶽の一つに数えられる最上級の聖地です。
中でもこの安須森御獄は、琉球開闢の神アマミキヨ(アマミク)が最初に作った御嶽と言われていて、山全体が琉球の国土を鎮める神霊が宿る霊山として崇められています。
国道58号線を北上していくと、やがて印象的な山頂が見えてきます。
この写真は座津部トンネルとウテンダトンネルの間辺りで撮りました。中央左寄りの”こぶ”が安須森御獄です。
こちらは茅打バンタの下、宜名真トンネルを抜けて、北国小学校の近くから撮りました 2つの”こぶ”のうち右側が今日登る山だと思います。
国道58号線をそのまま走り 辺戸岬を通過して時計回りに南に戻るように進んで行くと、右手に3台分位の駐車スペースがあります 写真の奥側が辺戸岬になります。うっかり通り過ぎてしまいがちなのでご注意
道路の向かい側には小広場があり、机と椅子が置いてありました 写真をクリックすると案内文を拡大できます。
与論島は見えると思いましたが、天気が良ければ沖永良部島まで見えると書いてあります。本日は期待大
完璧には自信ありませんが場所はこのあたりだと思います。
ここに車を停め、坂道を徒歩で上って行きます。道なりに100m位行くと右手に分かれて上り口があります
樹のトンネルを潜ると広場に出ます かなり傷んでますが注意書き看板があります。クリックして拡大できます。
広場から見える範囲にも2か所ほど拝所があります。今日は祭日の為か御願をされてる方がいらっしゃいました
邪魔になってはいけないと思い、しばらく駐車場まで戻って待つ事にしました。急ぐ事はありません
14:34 向かって左側の拝所の横から登山道を登って行きます。別名の”黄金山”と記されています。
登山道には最初から最後まで、ずっとロープが張ってありますので道を迷うことはありません
逆に言えば、それだけ登山道が急勾配になっているということですが・・・
14:49 中腹にある拝所に着きました。黄金洞(フガニガマ)といい登山道から少し左に逸れた所にあります。
ロープに加えて鎖も張られています。大型の石灰岩が目立つようになり、登山道もより一層険しくなってきました
14:53 尾根と思しき分岐点に差し掛かりました
見づらいかと思いますが、まっすぐ行くと下り坂、左に行くと登り坂になっていますので、表示はありませんが直感的に左が山頂方向だと分かります 金剛石林山の園内にも登山口があるとどこかで読みましたので、まっすぐの道は金剛石林山の登山口に通じているのかも知れません
尾根っぽい所を進んでいくと、高木が無くなり石灰岩が露出してきます。空が開けて間もなく山頂に着きそうです
14:57 安須森御獄山頂(標高248.3m)に到着です 行きは片道20分ちょっとで登れました
山頂に着くと、最初に2つの拝所が目に飛び込んできます。さすがは琉球開闢七御嶽です。
拝所の横には、目立たないようひっそりと三等三角点【辺戸崎山】 があります
山頂からのパノラマ展望その1 写真をクリックして拡大できます。中央に辺戸岬と与論島が見えます
今日は晴天で、海上もべた凪の状態ですので、素晴らしい景色を堪能致しました
与論島をアップで撮ると左隣にかすかに沖永良部島が見えます 肉眼だともっとはっきり見えたんですが
伊是名島(左)と伊平屋島(右)です。国道58号線をドライブ中にもよく見えていたんですが、ここから見るといっそう立体的に見えますね。伊平屋島が山島だと改めて認識させられます。写真をクリックして拡大できます。
辺戸岬のアップです。手前の宇佐浜海岸ですが、こんなに波が穏やかな日は珍しいのではないでしょうか
こちらの拝所からは正面にちょうど金剛石林山(イヘヤの山頂)が見えます
最初の2つの拝所の他にも、まだ別の拝所があります。この拝所は少し西側にあります。
山頂からは、登山道とは反対側の南西側にも獣道が続いていて、そこを進んでいくとこんな石碑が
『御天卯之大神』と書かれています。空中に突き出した岩の上に建っているので怖くて近づけません
山頂からのパノラマ展望その2 写真をクリックして拡大できます。やんばるの山々が連なって見えます。
後で解った事ですが、安須森とはこの写真の四連峰を合わせた総称だそうです。クリックして拡大できます。
今回登ったのは南端に位置する宜野久瀬嶽(シヌクシ)といい、北方にアフリ嶽・シチャラ嶽(シジャラ・チザラとも)と続き、シチャラ嶽の西方にイヘヤがあります。金剛石林山はイヘヤの周辺部分です。
15:25 下山を開始します。降りるときのほうが正面が開けているせいか恐怖感があります
これも後で解った事ですが、正面のアフリ嶽まで縦走路があるらしいです。痕跡は見当たりませんでしたが・・・
下山中、見晴らしの良い場所もあります。岩壁と一緒に撮る構図がイイでしょ
木々の間から与論島が見えました。写真をクリックして拡大できます 建物とかも見えましたよ
15:48 無事に登山口に到着です。安全第一でゆっくり降りましたので、帰りも片道20分以上かかりました
登山口広場から見たシヌクシです。よくぞ登れたなぁと思うくらいの絶壁です
駐車場に戻り58号線から改めて見たシヌクシ(左端)とアフリ嶽(右端)です この両峰間を縦走できるとは
アフリ嶽東壁のアップです。逆光のせいもあり非常に荒々しい印象です。いつかこの山にも登ってみたいですね
安須森御獄は名護市に住んでいる私でも訪れるにはなかなか遠い場所ですが、はるばる行って登った甲斐がありました とにかく眺望が素晴らしいので、是非天気の良い日に登ることをお勧めします。
もちろん、聖地であるということを忘れないでくださいね
山頂に着くと、最初に2つの拝所が目に飛び込んできます。さすがは琉球開闢七御嶽です。
拝所の横には、目立たないようひっそりと三等三角点【辺戸崎山】 があります
山頂からのパノラマ展望その1 写真をクリックして拡大できます。中央に辺戸岬と与論島が見えます
今日は晴天で、海上もべた凪の状態ですので、素晴らしい景色を堪能致しました
与論島をアップで撮ると左隣にかすかに沖永良部島が見えます 肉眼だともっとはっきり見えたんですが
伊是名島(左)と伊平屋島(右)です。国道58号線をドライブ中にもよく見えていたんですが、ここから見るといっそう立体的に見えますね。伊平屋島が山島だと改めて認識させられます。写真をクリックして拡大できます。
辺戸岬のアップです。手前の宇佐浜海岸ですが、こんなに波が穏やかな日は珍しいのではないでしょうか
こちらの拝所からは正面にちょうど金剛石林山(イヘヤの山頂)が見えます
最初の2つの拝所の他にも、まだ別の拝所があります。この拝所は少し西側にあります。
山頂からは、登山道とは反対側の南西側にも獣道が続いていて、そこを進んでいくとこんな石碑が
『御天卯之大神』と書かれています。空中に突き出した岩の上に建っているので怖くて近づけません
山頂からのパノラマ展望その2 写真をクリックして拡大できます。やんばるの山々が連なって見えます。
後で解った事ですが、安須森とはこの写真の四連峰を合わせた総称だそうです。クリックして拡大できます。
今回登ったのは南端に位置する宜野久瀬嶽(シヌクシ)といい、北方にアフリ嶽・シチャラ嶽(シジャラ・チザラとも)と続き、シチャラ嶽の西方にイヘヤがあります。金剛石林山はイヘヤの周辺部分です。
15:25 下山を開始します。降りるときのほうが正面が開けているせいか恐怖感があります
これも後で解った事ですが、正面のアフリ嶽まで縦走路があるらしいです。痕跡は見当たりませんでしたが・・・
下山中、見晴らしの良い場所もあります。岩壁と一緒に撮る構図がイイでしょ
木々の間から与論島が見えました。写真をクリックして拡大できます 建物とかも見えましたよ
15:48 無事に登山口に到着です。安全第一でゆっくり降りましたので、帰りも片道20分以上かかりました
登山口広場から見たシヌクシです。よくぞ登れたなぁと思うくらいの絶壁です
駐車場に戻り58号線から改めて見たシヌクシ(左端)とアフリ嶽(右端)です この両峰間を縦走できるとは
アフリ嶽東壁のアップです。逆光のせいもあり非常に荒々しい印象です。いつかこの山にも登ってみたいですね
安須森御獄は名護市に住んでいる私でも訪れるにはなかなか遠い場所ですが、はるばる行って登った甲斐がありました とにかく眺望が素晴らしいので、是非天気の良い日に登ることをお勧めします。
もちろん、聖地であるということを忘れないでくださいね
Posted by タヌ尾 at 21:36│Comments(4)
│山
この記事へのコメント
今日も楽しく読ませていただきました、沖縄に住んでいてまだ登った事がない山がたくさんあり いつか全部登って見たいと思いました。
Posted by oineko at 2010年01月22日 22:08
安須森縦走…思い出しました。神々しい雰囲気のあるエリアですよね。近いうちに行ってきたいと思います。しかしながら、本当にレポートが素晴らしいです。
それから私のブログで勝手に「お気に入り」登録させていただきましたが、よろしいですか?
それから私のブログで勝手に「お気に入り」登録させていただきましたが、よろしいですか?
Posted by OKWV15thOB.ino at 2010年01月23日 12:53
★oinekoさん
安須森は山全体が御獄である事もあり、登れる山として取り上げられる事は少ないのかも知れませんが、行ってみてホントに素晴らしい所だと思いました。機会があれば是非登って見てみて下さい。
★inoさん
さすがinoさん、縦走された事があるんですね。私もそのうちチャレンジしますね。「お気に入り」登録ありがとうございます。もちろん喜んでお受けいたします。
安須森は山全体が御獄である事もあり、登れる山として取り上げられる事は少ないのかも知れませんが、行ってみてホントに素晴らしい所だと思いました。機会があれば是非登って見てみて下さい。
★inoさん
さすがinoさん、縦走された事があるんですね。私もそのうちチャレンジしますね。「お気に入り」登録ありがとうございます。もちろん喜んでお受けいたします。
Posted by タヌ尾 at 2010年01月23日 22:35
はじめまして!いちともといいます。
今日行ってきたんですけど迷って
探しきれませんでした。
また次回チャレンジしまぁす!
今日行ってきたんですけど迷って
探しきれませんでした。
また次回チャレンジしまぁす!
Posted by いちとも at 2010年09月07日 22:26