2009年12月05日
山登り#1 黄金岳&坊主森
前回の登山が失敗に終わったので、今回改めてシリーズ#1として挑戦しました。
沖縄の登山のバイブル
である山溪社の”沖縄県の山”を熟読し、今回ターゲットにしたのは、大宜味村の”黄金岳(クガニ岳)”と”坊主森(ボウジムイ)”
本来のガイドでは塩谷富士とネクマチヂ岳間の縦走ルート上にあり、ついでに登るというか通過する山として紹介されています
ですが何しろ前回は痛い目にあったので今回は念には念を入れてより簡単な山登りというコンセプトでチョイスしました。まぁビギナー
には成功体験が重要かと・・・・・

前回ぶっ壊れたトレッキングシューズも
新調して臨みます
まずは創造の森登山口を目指すのですが、『山渓の沖縄県の山』の地図には表記されていない村道が開通しています。これは村道念浦エーガイ線といい、なんと大保ダムの建設車両通行用に造られた道路だそうです
国道58号線
の塩谷からこの新村道を登って行っても、肝心の創造の森駐車場に入る所の看板が全く無いので、入口が極めて判り難くなっています
ですので最初は面倒でも根路銘増圧ポンプ場から上原集落を通る旧道からアプローチしたほうが判り易いと思います。
国道58号線
からの自動車
でのルート図はこちら
旧道を道なりに上がって行くと、前述の新村道”念浦エーガイ線”とちょうど接する辺りに、小さいですが”くがに岳入口”という案内看板があります。


右が旧道で左が新村道に繋がる道です。
ここから左にUターンするように新村道に入ると、すぐに右斜め上に登って行く道があり、先は砂利道になっています。

この砂利道を少し上がると広場があり、4・5台位停められる駐車場
があります。
ここに自動車
を停めて装備を整え、ここからは徒歩
で先の道を右に回り込むように進むとすぐに創造の森登山口に着きます
ルート案内の看板がありますので事前に確認しておきましょう


右の写真をクリックして案内図部分を拡大できます

本日の第一目標クガニ岳まで570m、
クガニ岳から第二目標のボウジムイまでは680mの距離です。
看板の左側の登山口から、いきなり急な階段を上って行きます



連続した階段で、初っ端から息が上がってしまいました

階段を登りきってしばらく行くと案内板が見えてきます。


ここはぶながや広場といい、木製のベンチとテーブルが置いてあります
まだ登り始めたばかりですが、ヘタレなのでしばらく休憩させてもらいました
ここには巨大なガジュマル
がたくさんの気根を大地に下ろし鎮座しています。

この広場から道が二手に分かれているのですが、案内板等はありません
登山口にあったルート案内の看板を見ると(こういうときデジカメで撮って
おくと便利ですよね)道はループ状に繋がっていて、どちらからでもクガニ岳にアプローチできそうです。ただ、看板には反時計回りのルートに順路を示す色が付いていたので素直に従い、来た道から向かって右側:ベンチの前方方向に進路を取る事にしました。
ここからの登りもさっきまでの階段以上にきつくて、日頃の運動不足のせいもあり第一目標を前にすでにヘトヘトになってしまいました

そこで途中に生えている野生のシークヮーサー
の実を失礼してひとつ戴きます
するとどうでしょう
程よい酸味が効いて元気百倍
良い時期に登って良かった~
でもって登山再開
途中、木々の間から眺望が開けたりして元気を貰います。


しばらく進むとまた分かれ道に。でもここにはちゃんと案内板がありました
右写真はクリックして拡大できます。
右(南)に進むと六田原(むたばる)すなわち塩谷富士への縦走ルート、左(北)に進むと大宜味(いぎみ)ハキンジョウすなわちクガニ岳山頂方向ですのでこっちへ進みます。
ちなみに来た方向は大原(うぃばる)ハキンジョウと書いてあります。これってぶながや広場の事でしょうか、それとも創造の森登山口の事でしょうか、そもそもハキンジョウの意味さえググっても解りませんでした。どなたかご教示頂けますと幸いです

その先を登って行くと石灰岩が増えてきます。
転ぶと危ないので気をつけて登ります
しばらく進むと急に視界が開け、大きな石灰岩で囲まれたクガニ岳山頂(標高287.6m)に到着です
ここが第一目標になります

あいにく晴天ではありませんが
山頂からは180度のパノラマが広がっています

クリックして拡大できます
中央には手前に南クガニ岳(標高296.9m)奥に塩谷富士(標高317.4m)
その左側には国頭連峰の山並が幾重にも連なります。右側には塩谷湾と宮城島、海を挟んで屋我地島と古宇利島が、更に奥には本部半島も重なって見えます。

古宇利島は高い視点から見られるので、はっきりと独立した島だと確認できます

反対側の東方向には、左から順に特徴的な形のクヮーダキムイとこれから向かう第二目標のボウジムイが、さらには遠くネクマチヂ岳(標高360.7m)まで確認できます。
沖縄の登山のバイブル

本来のガイドでは塩谷富士とネクマチヂ岳間の縦走ルート上にあり、ついでに登るというか通過する山として紹介されています





新調して臨みます

まずは創造の森登山口を目指すのですが、『山渓の沖縄県の山』の地図には表記されていない村道が開通しています。これは村道念浦エーガイ線といい、なんと大保ダムの建設車両通行用に造られた道路だそうです

国道58号線


ですので最初は面倒でも根路銘増圧ポンプ場から上原集落を通る旧道からアプローチしたほうが判り易いと思います。
国道58号線



旧道を道なりに上がって行くと、前述の新村道”念浦エーガイ線”とちょうど接する辺りに、小さいですが”くがに岳入口”という案内看板があります。



ここから左にUターンするように新村道に入ると、すぐに右斜め上に登って行く道があり、先は砂利道になっています。


ここに自動車



ルート案内の看板がありますので事前に確認しておきましょう

右の写真をクリックして案内図部分を拡大できます


本日の第一目標クガニ岳まで570m、
クガニ岳から第二目標のボウジムイまでは680mの距離です。



連続した階段で、初っ端から息が上がってしまいました



ここはぶながや広場といい、木製のベンチとテーブルが置いてあります

まだ登り始めたばかりですが、ヘタレなのでしばらく休憩させてもらいました




この広場から道が二手に分かれているのですが、案内板等はありません

登山口にあったルート案内の看板を見ると(こういうときデジカメで撮って

ここからの登りもさっきまでの階段以上にきつくて、日頃の運動不足のせいもあり第一目標を前にすでにヘトヘトになってしまいました


そこで途中に生えている野生のシークヮーサー


するとどうでしょう




しばらく進むとまた分かれ道に。でもここにはちゃんと案内板がありました

右写真はクリックして拡大できます。
右(南)に進むと六田原(むたばる)すなわち塩谷富士への縦走ルート、左(北)に進むと大宜味(いぎみ)ハキンジョウすなわちクガニ岳山頂方向ですのでこっちへ進みます。
ちなみに来た方向は大原(うぃばる)ハキンジョウと書いてあります。これってぶながや広場の事でしょうか、それとも創造の森登山口の事でしょうか、そもそもハキンジョウの意味さえググっても解りませんでした。どなたかご教示頂けますと幸いです


転ぶと危ないので気をつけて登ります

しばらく進むと急に視界が開け、大きな石灰岩で囲まれたクガニ岳山頂(標高287.6m)に到着です


あいにく晴天ではありませんが





中央には手前に南クガニ岳(標高296.9m)奥に塩谷富士(標高317.4m)
その左側には国頭連峰の山並が幾重にも連なります。右側には塩谷湾と宮城島、海を挟んで屋我地島と古宇利島が、更に奥には本部半島も重なって見えます。



クガニ岳の眺望を満喫した後はそのまま反対側の登山道を下ります

間もなくまた分かれ道ですが、ここにも案内板がありました
まっすぐ(北)に進むとぐるっと廻ってぶながや広場に戻れそうです。
右(東)に進むと大宜味(いぎみ)ハキンジョウすなわち第二目標のボウジムイ方向ですのでこっちへ進みます。
この辺りの道は綺麗に整備されており、勾配も緩やかでとても歩きやすいです


ルート上には赤い目印が随所にあり、迷う心配もなさそうです
また途中にも案内板があり、至れり尽くせりの感があります


途中一か所だけ倒木が道を塞いでいましたがこれもご愛敬で

全体には下って上る道程ですが、前半戦よりはずっと楽に歩けます
ほどなく木製の休憩ベンチがあり、分岐と案内板
があります。


分岐を左に曲がって進むとすぐにボウジムイ山頂(標高310.2m)に到着です
ここが第二目標です
この山頂からの眺めもまた素晴らしい
クリックして拡大できます

山頂看板の右側にはティサガムイ(標高241.8m)、中央やや右にはオクマ半島
が見えます。天気が良ければ沖合いに伊平屋島・伊是名島も望めるそうですが今日はちょっと無理でした
右側には手前の小ピークの後ろにネクマチヂ岳から連なる山並が重なっています。
ちなみに本日最後にお茶した山カフェ”がじまんろー”はぎりぎり写ってませんが
写真中央の赤土の逆三角形のすぐ手前あたりにあります
山頂でお弁当
を食べる計画だったんですが、風が強くて断念。先ほどの分岐の木製ベンチに戻って頂きました
ここからそのまま進めば大宜味ハキンジョウの展望台まで730m。体力的には余裕がありましたが、大事を取って予定通りここで引き返すことにします。
この案内板まで順調に戻って・・・

ここから往路とは逆方向
に進み、クガニ岳の頂上は通らずに反時計回り
にぶながや広場を目指します。
こっちは苦しんだ登り以上に急な勾配です
結果的に反時計回りは正解でした。


こちらにも巨大なガジュマルの樹
が存在感たっぷりに・・・
近くまで行ってみるとそのスケール感がわかります。


上空を見上げると大きく広がった枝葉が陽光
を遮ります
無事にぶながや広場に戻り、後は往路と同じ道を戻って安全に下山しました
全行程通して登山道も整備されており標識も解り易く、
山歩きビギナー
にも安心して薦められるルートだと思いました


これは道中いたるところにあったマングース捕獲用のワナでしょうか

幾つか近づいて見ましたが獲物が掛かってる様子はありませんでしたね
途中で出会った花
と生物
大分冷え込んできたせいか、蝶などの華やかな昆虫はあまり見られません




左下の写真はボケてますがコゲラのようです。コンコンと木を突く音で気づきました。
ついでに新村道念浦エーガイ線
を通ってネクマチヂ岳登山口を確認してきました。

これは途中の写真① 右手前からクヮーダキムイ、ボウジムイ、ネクマチヂ岳

同じく途中の写真② これは間違いなくネクマチヂ岳です
押川集落への近道である村道押川エーガイ線の三叉路を右折すると
すぐに大宜味ハキンジョウ(大宜味村展望広場)です。


展望台の下の広場にボウジムイに繋がる塩谷富士の北側登山口、
新村道を挟んだ反対側に分かり難いですがネクマチヂ岳の西側登山口があります
新村道に戻り、少し進み左斜めに旧エーガイ林道に入ると、
今度はネクマチヂ岳の東側登山口があります


ここにも縦走散策路の案内看板があります。
クリックして拡大できます
六田原の友善ホテル(サンセットビュー・イン・シャーベイ)跡近くの南側登山口から塩谷富士~クガニ岳~ボウジムイ~ネクマチヂ岳を縦走してこの東側登山口に至る約4kmの散策路、いつか通しで歩いて見たいと思います。
最後の最後に前述のがじまんろーでお茶
して今日一日の疲れを癒しました

テラス席からは左に先ほど登ったボウジムイが大きく見え、右にはお店の方いわくお母さんが赤ちゃんを抱っこしている様に見えることから命名されたクヮーダキムイ(子抱き森)がはっきり見えます
なるほどそう言われてみれば見なくもないかな

おまけ
家に帰ってwebを調べていたら大宜味ツバキの会というNPO法人さんがこんな散策案内マップを作られているのを発見

クリックするとリンクページから拡大画像を表示できます。
うぉーこれは素晴らしいマップだ
猪垣やヤブツバキなどまさにさっきの4kmの散策路の見どころがわかりやすく紹介されています。ヤブツバキの開花
は2月位でしょうか
その頃にこのマップを持って是非再訪したいと思います。
感謝の意を表しまして僭越ながらご紹介させて頂きます
NPO法人 大宜味つばきの会
大宜味村字大宜味888-3
0980-50-2106
ご紹介ページはこちら



まっすぐ(北)に進むとぐるっと廻ってぶながや広場に戻れそうです。
右(東)に進むと大宜味(いぎみ)ハキンジョウすなわち第二目標のボウジムイ方向ですのでこっちへ進みます。


ルート上には赤い目印が随所にあり、迷う心配もなさそうです



途中一か所だけ倒木が道を塞いでいましたがこれもご愛敬で


全体には下って上る道程ですが、前半戦よりはずっと楽に歩けます




分岐を左に曲がって進むとすぐにボウジムイ山頂(標高310.2m)に到着です

ここが第二目標です

この山頂からの眺めもまた素晴らしい




山頂看板の右側にはティサガムイ(標高241.8m)、中央やや右にはオクマ半島


右側には手前の小ピークの後ろにネクマチヂ岳から連なる山並が重なっています。
ちなみに本日最後にお茶した山カフェ”がじまんろー”はぎりぎり写ってませんが

写真中央の赤土の逆三角形のすぐ手前あたりにあります

山頂でお弁当


ここからそのまま進めば大宜味ハキンジョウの展望台まで730m。体力的には余裕がありましたが、大事を取って予定通りここで引き返すことにします。


ここから往路とは逆方向




こちらにも巨大なガジュマルの樹



上空を見上げると大きく広がった枝葉が陽光




全行程通して登山道も整備されており標識も解り易く、
山歩きビギナー


これは道中いたるところにあったマングース捕獲用のワナでしょうか


幾つか近づいて見ましたが獲物が掛かってる様子はありませんでしたね

途中で出会った花


大分冷え込んできたせいか、蝶などの華やかな昆虫はあまり見られません

左下の写真はボケてますがコゲラのようです。コンコンと木を突く音で気づきました。
ついでに新村道念浦エーガイ線







すぐに大宜味ハキンジョウ(大宜味村展望広場)です。
展望台の下の広場にボウジムイに繋がる塩谷富士の北側登山口、
新村道を挟んだ反対側に分かり難いですがネクマチヂ岳の西側登山口があります


今度はネクマチヂ岳の東側登山口があります

ここにも縦走散策路の案内看板があります。


六田原の友善ホテル(サンセットビュー・イン・シャーベイ)跡近くの南側登山口から塩谷富士~クガニ岳~ボウジムイ~ネクマチヂ岳を縦走してこの東側登山口に至る約4kmの散策路、いつか通しで歩いて見たいと思います。



テラス席からは左に先ほど登ったボウジムイが大きく見え、右にはお店の方いわくお母さんが赤ちゃんを抱っこしている様に見えることから命名されたクヮーダキムイ(子抱き森)がはっきり見えます


おまけ




うぉーこれは素晴らしいマップだ



感謝の意を表しまして僭越ながらご紹介させて頂きます

NPO法人 大宜味つばきの会
大宜味村字大宜味888-3

ご紹介ページはこちら
Posted by タヌ尾 at 17:00│Comments(0)
│山
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