ダム巡り#3 羽地ダム
やんばるのダム巡りの第3回は、名護市にある”
羽地(はねじ)ダム”です。自宅から一番近いダムなのでその気になればすぐに訪問できるんですが、今回は趣を変えて12月12日の
やんばるツーデーマーチの時に徒歩で訪ねてきました。
ツーデーマーチ20kmのコースが羽地大川の下流から羽地ダム本体を経由して、上流のダム湖に架かる橋を順に巡って行くという、まさに
ダム見学の為に設定されたようなコース(と思うのは私だけかもしれませんケド)なんですよね。
この写真は後日、ダム北側の林道から撮りました。高い位置なので、ダム湖の全貌が解りやすいです。
写っている橋は、右手前が
みじまい橋、左奥が
またきな大橋です。
下流の
羽地大川に沿ってダムに向かって歩きます。普段は小川ですがダム放水時には増水するらしいです。
駐車場の横にある展望広場から羽地内海を望みます 傍にナハチ又という御願所もありました
同じ展望広場からダム本体とダム湖(
蔡温あけみお湖というらしい)を望みます。
クリックして拡大できます
ダム湖の奥に見える筒のようなものは、
取水塔です。
ここから流れ落ちる水力で空気を圧縮し、圧縮空気の力で下流の魚を上流のダム湖に運ぶ
エアーリフトとして利用したり、ダム湖に空気を送って
水質改善をしたりと利用されています。なるほどクリーンエネルギーですよね。
この写真も後日、ダム北側の林道から撮りました。展望広場とはダム本体を挟んで反対側の位置になります。
羽地ダムは平成17年3月に完成した比較的新しいダムで、本体は高さ66.5mの
ロックフィルダムです。
コンクリートダムと比較して、石積みのロックフィルダムのほうが景観的に良いのではと個人的には思っています。
ただ、大量に必要な石をどこから運んでくるかが問題なんでしょうけど・・・・・
展望広場にはこんな池が作られていて、傍らでお弁当を食べているウォーカーも結構いらっしゃいました。
広場の奥には、ダム管理支所と
ダム資料館があります。ここまで見学に行ったのはさすがに我々だけでした
資料館の中はこんな感じです。
イノシシの剥製が存在感アリアリ。
そしてお目当ての
ダムカード 土日は警備員さんしかいらっしゃらないのですが、きちんと対応頂きました
これで、沖縄県内の7枚のうち
4枚目をGetしました。
資料館見学で遅れをとりましたが、コースに戻ります。
展望広場を出てすぐにタクジトンネルを潜り抜けると木々越しにダム湖が見えてきます
最初に渡る橋は
みじまい橋です。
2つ目は
黒山橋です。桜のモチーフが使われています。
昔の市道羽地大川線でしょうか ダムが完成した為に湖底に沈んでいます。何だか情緒的なので撮りました。
ダム湖の景色が開けているほうとは反対側の橋の下です。ダム湖の端っこがこんな感じに見えます
そしていよいよ、3番目のダム湖にかかる最長の橋、
またきな大橋にさしかかります。
またきな橋は、、
エクストラドーズドPC橋という構造になっていて、橋長200mに対して中央の主塔の高さが26.4mと低めになっているのが特徴で、自然環境と景観に配慮した設計になっているということです。
また斜張橋(主塔から斜めに桁橋を支えている部分)を桜をイメージした赤と白のグラデーションで塗装してあるらしいですが、これって桜の開花時には景観にマッチするかも知れませんが普段はどうなんでしょうね
何はとまれ、またきな大橋からの眺望は素晴らしいです
これは進行方向右側、ダム湖上流です。日光が湖面に反射してキラキラしています
こちらは逆の進行方向左後方、ダム湖下流です。
クリックして拡大できます
直前に渡った黒山橋と遠くに
取水塔が見えます。
またきな大橋を過ぎると、少し登って標高の高い所を通ります。
ダム湖を横から見る感じになります。写真の右側が下流になります。
さらに進んでいくと、最後の4番目の橋、
うじゅる橋を渡ります。
進行方向左側、ダム湖の狭いほうにある小島(もとは小山ですね) イタジイが生い茂っています。
こちらは進行方向右側、ダム湖の最も上流になります。ちょうど調査のためのボートが出動していました。
今回歩いた(新)市道羽地大川線は道幅も広く、自動車で移動しても快適ですが、歩道もしっかり整備されていますので折角なら展望広場の駐車場に車を停めてゆっくり歩いて廻るのも良いと思います。
またきな大橋を代表に4つの橋から見る景色はそれぞれ変化があって楽しいですし、イイ運動にもなりますから
最後はマスコットキャラクターの紹介です。
名前は『
羽地ほたるくん』 あまりにひねりのないネーミングに・・・・・ でも近くでホタルが見られるなら
羽地ダム&地域防災センター(資料館)
名護市羽地字川上沖縄県名護市田井等1017-8
0980-58-2742
開館時間:9:00~17:00(年中無休)
地図はこちら
関連記事