ダム巡り#2 漢那ダム
やんばるのダム巡り第二段ということで、前回の福地ダムに続いて宜野座村の”漢那(かんな)ダム”を見てきました
漢那ダムは国管理のやんばる7ダムの中では、一番那覇寄りにあり、沖縄自動車道の宜野座インターからも近いので、アクセスは良いです
この空撮写真はダムを訪ねる時に参考にしている、北部ダム事務所さんのホームページの写真にリンクさせてさせて頂きました。
このダムの特徴は、上の写真でわかる通り川を堰き止める本ダムと別に横を通る沖縄自動車道に並行して造られた脇ダムを持っていることです。
沖縄自動車道(許田IC-石川IC)が完成したのは昭和50年で、漢那ダムの完成が平成4年ですから脇ダムを既存の道路に合わせて計画したという事になるのでしょうか?
実際この脇ダムは長さが500mもあり高速道路からよく見えます。
そのためもあってか、ダムの景観には格別の配慮がされているそうで、私も高速からこの脇ダムを見たとき、当時はダムだと知らなかったので、これはてっきり城(グスク)の城壁の一部だと思っていました。
この脇ダムは福地ダムと同じく、ロックフィルダムという岩を積み上げた堤防のような形をしています。
こちらは
本ダムです。高さ45mの重力式コンクリートダム・・・要するに全体がコンクリートで造られています。
コンクリート製というと殺風景になりがちですが、こちらにも景観上の工夫がされていて、コンクリートを流し込む際の型枠に切り石の模様が出るような型を使っているため、まるで石を積み上げて造ったように見えます。
上流のダム湖側から本ダムを見るとこんな感じに見えます。
少し水位が下がっているのがわかります。
本ダムの上は人も車も通行できるようになっていて、中央あたりから下流域を見るとこんな風に見えます。
下を流れるのは”漢那福地川”、正面に見えるのは沖縄自動車道の高架橋です。
本ダムの脇に、”左岸展望広場”がありましたので行って見ました
日本の『ダム湖百選』と『新沖縄観光名所百選』にも選ばれていました
展望台に登ると、本ダム・ダム湖・脇ダムを一望できます。
さらには太平洋を望むこともできますよ
最後に、”ダムカード”を求めて資料館に向かいます。
資料館は、福地ダムのそれと比べると資料展示が主で地味な感じでした
中を一通り回ってダムカードがなかったので、入り口で確認したところ隣の管理事務所にあるとのこと。
写真正面が資料館、左手の3階建の建物が管理事務所です。
入り口は閉まっていましたが、インターホンでお呼びすると、担当の方が出てこられて快くカードを頂きました
これで 3枚め/全7枚 をGet
後で調べたら、資料館が開いていても管理事務所は点検等の為、ご不在の場合があるそうです。一発で貰えたのはラッキーだったかも知れませんね
漢那ダムは、都市部に近く人が集まりやすい立地なので、湖畔公園やめだかの学校など、レクリェーションや自然観察施設が整っています。
元気に走り回ったり魚を観察したりと手軽に楽しめる場所なので、ご家族ずれのピクニックなどにもお勧めのダムかと思います。
最後に漢那ダムのマスコットキャラクターを紹介。
その名も”カン太くん”
見たとおりヤドカリですが、失礼ながら
これといった特徴が無く、印象薄いです
漢那ダム&管理支所(資料館)
宜野座村字漢那2015-2
098-968-5262
資料館開館時間 9:00~17:00(年中無休)
※土・日・祝は点検の為、管理支所に管理人不在の場合あり。
地図はこちら
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